このエントリは、「アプリケーション開発のためのUIコントロールガイド」の第2章で述べられているUIコントロール選択ガイドからガントチャートについて記したものです。
全体の目次やPDF版のダウンロードについてはエントリの最後をご覧ください。
コントロールの概要
ガントチャートは主にプロジェクトのタスク管理のために使用される複雑なUIです。タスクの期限や進捗、マイルストーンやタスク間の依存関係を可視化することで関係者に情報を共有できます。また、計画段階で全体・個別のスケジュールの見積もりを立てやすくなります。このガントチャートは、タスクの編集を行うグリッド部分と、入力結果を表示するチャート部分に分かれており、チャートのみを提供しているコントロールもあります。
このUIは下記のシナリオで利用されます。
- ソフトウェア開発やイベントなどプロジェクトおよびタスクを管理するアプリケーション
提供している機能
ガントチャートは次のような機能を提供します。
- Microsoft Projectファイルからのデータ読み込み・保存
- チャート上でのドラッグ&ドロップによる直感的な編集操作
- プロジェクトの開始日または終了日に合わせたタスクの制約
- 稼働日、時間の設定
- 関連性のあるタスクの接続線表示
- 年、半年、四半期、月、日、時、分、秒などの細かな時間単位の設定
利用ポイント
- ガントチャートは複雑なコントロールであるため、他のコントロールに比べて拡張性が高くありません。検討の初期段階における機能検証や確認を十分に行いましょう。また、必要に応じて要件の見直しを検討しましょう。
- 1行には1タスクのみを追加できます。1行で複数のタスクを表現したい場合は、スケジュールコントロールのタイムライン表示を利用することを検討しましょう。
対応プラットフォーム
ピボットグリッドを提供しているプラットフォームは次のとおりです。
(画像をクリック・タップすると製品紹介ページへと遷移します。)
スクリーンショット
全体目次およびPDF版のダウンロード
「アプリケーション開発のためのコントロールガイド」ではこのエントリの他にも「有償コントロールを利用する意義」やInfragistics Ultimateで提供しているさまざまなUIコントロールの特性や利用ポイントをまとめた「UIコントロール選択ガイド」をご準備しています。
オンライン版では数週間に渡り1つ1つのトピックについて連載します。
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