このエントリは、「アプリケーション開発のためのUIコントロールガイド」の第2章で述べられているUIコントロール選択ガイドからデータグリッドについて記したものです。
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コントロールの概要
データグリッドは、行列構造を持つテーブルデータを一覧表形式で表示・編集するのに最適なコントロールです。ソートやフィルターなど、ユーザーがデータを理解しやすくなる仕組みが豊富に提供されており、それらを組み合わせてインタフェースを構成します。
代表的なグリッドの種類
- データグリッド
- 多段明細グリッド
- 階層グリッド
- ツリーグリッド
提供している機能
データグリッドは次のような機能を提供します。
- セルの仮想化
- セル編集
- ソート
- グループ化
- フィルター
- 非バインド列
- テンプレート
- 行列非表示
- 行列固定
- 行列高さ・幅変更
- 行列移動
- 行・列・セル選択
- 条件付き書式
- 行セレクター
- セル結合
- 集計
- 複数行ヘッダー
- 列のグループ化と開閉
- レイアウトや設定情報の保存・読み込み
- クリップボード連携(コピー・ペースト)
- 外部出力(Excel、PDF、CSV)
利用ポイント
- 複数行レイアウトと列固定など、機能の組み合わせによってはサポートされていない場合があります。あらかじめ利用する機能の組み合わせがサポートされているかをドキュメントで確認しましょう。
- 最高のパフォーマンスを得るために表示列数と行数(=表示セル数)を適切に決定します。一画面に表示する要素数が増加するとパフォーマンスの悪化につながります。
- UIの仮想化機能やデータ仮想化機能が提供されている場合は利用を検討しましょう。
- 表示セル数が多い場合は視認性を確保するため、セルの桁記号や条件付き書式などを積極的に利用しましょう。
対応プラットフォーム
データグリッドを提供しているプラットフォームは次のとおりです。
(画像をクリック・タップすると製品紹介ページへと遷移します。)
スクリーンショット
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「アプリケーション開発のためのコントロールガイド」ではこのエントリの他にも「有償コントロールを利用する意義」やInfragistics Ultimateで提供しているさまざまなUIコントロールの特性や利用ポイントをまとめた「UIコントロール選択ガイド」をご準備しています。
オンライン版では数週間に渡り1つ1つのトピックについて連載します。
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