このエントリは、「アプリケーション開発のためのUIコントロールガイド」の第2章で述べられているUIコントロール選択ガイドからダイアグラムについて記したものです。
全体の目次やPDF版のダウンロードについてはエントリの最後をご覧ください。
コントロールの概要
ダイアグラムダイアグラムコントロールは、フローチャートや相関図など様々なダイアグラムを作成および表示するための一連の機能を備えています。
このコントロールは主に下記のようなシナリオでよく利用されます。
入力項目が存在する画面全般
- フローチャートを作図または表示したい
- オブジェクト間の関係性を図として表現したい
- 回路図や路線図など矩形や位置などをアプリケーション上で表現したい
- データのモデリングツールのUI
提供している機能
ダイアグラムは次のような機能を提供します。
- ツールボックスからドラッグ&ドロップによる直感的な作図
- カスタムな描画オブジェクトやコネクタの提供
- オブジェクトやコネクタのテンプレート化
- ズームウィンドウ と連動したズームイン・アウト
- コネクタ同士が重なった場合の飛び越え線
利用ポイント
- 各オブジェクトやコネクタ間の接続情報はデータバインドの仕組みを通じて取得・設定することができます。オブジェクトの位置よりも関係性が重要となる場合は、データバインディングの仕組みを通じて関係性を保持、再ロードする仕組みを作りましょう。
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レイアウト情報をシリアライズして保存・ロードする仕組みが用意されています。シリアライズされた情報をファイルやデータベースへ保存することでレイアウトの再ロードを行うことができます。
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回路図や線路図など図形内のオブジェクトに対して情報表示や編集などの要件がある場合、ユーザーが選択したオブジェクトに関する詳細情報の提示や編集フォームを別のペインに用意すると効果的です。
対応プラットフォーム
ダイアグラムを提供しているプラットフォームは次のとおりです。
(画像をクリック・タップすると製品紹介ページへと遷移します。)
スクリーンショット
全体目次およびPDF版のダウンロード
「アプリケーション開発のためのコントロールガイド」ではこのエントリの他にも「有償コントロールを利用する意義」やInfragistics Ultimateで提供しているさまざまなUIコントロールの特性や利用ポイントをまとめた「UIコントロール選択ガイド」をご準備しています。
オンライン版では数週間に渡り1つ1つのトピックについて連載します。
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