このエントリは、「アプリケーション開発のためのUIコントロールガイド」の第2章で述べられているUIコントロール選択ガイドからカレンダー、スケジュールについて記したものです。
全体の目次やPDF版のダウンロードについてはエントリの最後をご覧ください。
コントロールの概要
カレンダーやスケジュールコントロールは人や部屋などを「リソース」と捉えて、その予定やタスク、履歴など日時情報を持つ活動を「アクティビティ」として表示、記録するUIです。表示する内容に合わせ、週、日、時間単位で異なるUIを表現します。
このUIは下記のシナリオで利用されます。
- 社員や会議室などの予定管理アプリケーション
- 美容院や飲食店などで利用される予約管理アプリケーション
- 機器の稼働状況のモニタリングや稼働予定を表すアプリケーション
提供している機能
カレンダー、スケジュールは次のような機能を提供します。
- カレンダーによる日付選択 アクティビティの追加・編集・削除
- 1日のスケジュール一覧画面 アクティビティのドラッグ&ドロップ
- 複数日のスケジュール一覧画面 アクティビティの複製
- 1月のスケジュール一覧画面 複数リソースの分割・統合表示
- タイムライン(横方向)でのスケジュール表示
利用ポイント
- リソースやアクティビティなどスケジュールコンポーネント特有の用語が存在します。これらの用語を理解した上で利用方法を検討しましょう。
- 既存の予定データが存在する場合は、データのマッピングを行い、コンポーネントが必要とするデータ定義に揃えるようにしましょう。
- 1画面あたりに表示するリソース数(例:人数)を多くした場合、項目数が多くなり、全体把握が難しくなります。そのため適切な表示数に制限するか、ユーザーに推奨となる表示数を周知するようにしましょう。
- 細かなタスクの管理(親子関係や進捗、期限など)には向かないため、このようなデータを取り扱う際にはガントチャートの使用を検討しましょう。
対応プラットフォーム
カレンダーやスケジュールを提供しているプラットフォームは次のとおりです。
(画像をクリック・タップすると製品紹介ページへと遷移します。)
スクリーンショット
全体目次およびPDF版のダウンロード
「アプリケーション開発のためのコントロールガイド」ではこのエントリの他にも「有償コントロールを利用する意義」やInfragistics Ultimateで提供しているさまざまなUIコントロールの特性や利用ポイントをまとめた「UIコントロール選択ガイド」をご準備しています。
オンライン版では数週間に渡り1つ1つのトピックについて連載します。
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