このエントリは、「アプリケーション開発のためのUIコントロールガイド」の第2章で述べられているUIコントロール選択ガイドからOutlookバーについて記したものです。
全体の目次やPDF版のダウンロードについてはエントリの最後をご覧ください。
コントロールの概要
OutlookバーはMicrosoft Outlookで提供されているナビゲーションバーを再現するために
用意されたコントロールです。本家がメール、予定表、タスクといったように機能をグループ化しているように、アプリケーションで提供されている機能を整理してユーザーに提示できます。また、メニュー自体を縮小できるため、画面領域の節約も実現できます。
このUIは主に下記のようなシナリオでよく利用されます。
- サブモジュールが複数存在し、それらを組み合わせて顧客に導入するようなアプリケーションのメインメニュー
- 比較的小さな画面が想定され、メニューを常時表示できないアプリケーション
提供している機能
Outlookバーは次のような機能を提供します。
- グループの定義、追加、削除
- 表示グループ数の設定
- バーの表示・非表示制御
- コンテナ―機能を用いたグループ内部のカスタマイズ(サブグループやツリー表示)
利用ポイント
- 1つのグループにサブグループや、ツリーを埋め込むことができますが、階層を深くしないようにしましょう。1~2階層の表示に留め、それ以降の階層に分類される機能は別ペインで表示するなど、メニュー構成を検討しましょう。
- グループを表現するアイコンを積極的に利用しましょう。文字のみの場合に比べユーザーの理解度が高まります。
対応プラットフォーム
Outlookバーを提供しているプラットフォームは次のとおりです。
(画像をクリック・タップすると製品紹介ページへと遷移します。)
スクリーンショット
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「アプリケーション開発のためのコントロールガイド」ではこのエントリの他にも「有償コントロールを利用する意義」やInfragistics Ultimateで提供しているさまざまなUIコントロールの特性や利用ポイントをまとめた「UIコントロール選択ガイド」をご準備しています。
オンライン版では数週間に渡り1つ1つのトピックについて連載します。
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