インフラジスティックス・ジャパン株式会社Blog

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デスクトップから Web への移行。WPFからWebに移行するなら Blazor がおすすめ

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こんにちは!

テクニカルコンサルティングチームの古堅です。

本記事では、デスクトップから Web への移行。WPF から Web に移行するなら Blazor がおすすめな理由について解説します!

なぜ Blazor が良いのか? WPF から Blazor へ移行する際のポイントを解説

新しいスキルセットの習得が少ない

Blazor は .NET テクノロジーですので、WPF で慣れ親しんだ C# コードで Web フロントエンドが作れます。

既存システムの作り直しとなった場合、現行の主力メンバーが新規システムの開発に携わることも多いかと思いますが、新しいテクノロジーを採用すると学習コストが掛かってしまいます。

その点、WPF から Blazor であれば、.NET テクノロジーの経験を活かし、スムーズに Web フロントエンドへの移行を行う事が出来ます。

また、以下の記事でフロントエンドフレームワークの Angular, Vue.js, React と Blazor の構成の違いについて触れているので是非参考にして下さい。

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既存のライブラリが利用できる

既存資産の .NET ライブラリを利用可能なフレームワークでビルドすることでご利用できます。

既存のビジネスロジックを含んだライブラリを、ぜひ再利用しましょう。

また、MVVM アーキテクチャを採用したアプリケーションであれば、画面とビジネスロジックがうまく切り離されていれば、WPF で活用していたライブラリをすぐに Blazor でも再活用できるでしょう。

MVVM アーキテクチャをそのまま採用できる

WPF でよく採用される MVVM アーキテクチャですが、Blazor にもデータバインディング機能があるため、Blazor でも MVVM アーキテクチャを採用することができます。

Prism フレームワークと同等の DI 機能

WPF アプリケーションで採用の多い Prism フレームワーク、そのなかでも強力な DI 機能ですが、Blazor では標準搭載されています。

Blazor では、DI 設定時に、シングルトンにするか、毎回インスタンスを生成するかなど、Prism と同等レベルで DI の制御ができます。

Visual Studio で開発が進められる

.NET ユーザーであれば慣れ親しんだ Visual Studio で開発が進められます。

既に Blazor のプロジェクトテンプレートも用意されているため、すぐに Blazor の動作をお試しいただく事ができます。

また、Visual Studio Code でも開発を進めることができます。

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画面は XAML から HTML + CSS への作り直し

画面は XAML ではなく、 HTML + CSS で作り直す必要があります。

ただし、最近は HTML + CSS は扱えるエンジニアは多いですし、参考情報も非常に XAML と比較しても情報が豊富であるため、あまり大きなデメリットにはならないかと思います。

まとめ

弊社でも最近は、WPF から Blazor への移行のご相談を頂くようになりました。

もし、お困りな点がありましたらぜひ、弊社までご相談ください!

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Ignite UI for Blazor トライアル版を利用するには

インフラジスティックスでは充実した UI コンポーネントライブラリーを収録し、データリッチでレスポンシブなWebアプリケーションをより迅速に構築することを可能にする Ignite UI を開発しており、Blazor 対応の Ignite UI for Blazor もリリースしています。
Ignite UI for Blazor はトライアル版での試用が可能です。
トライアル版を利用するためには こちらのページ よりアカウントの作成を行ってください。登録より30日間、弊社のテクニカルサポートをご利用いただくことが出来ますのでお気軽にお問い合わせください。

また、製品をご購入をご検討のお客様は こちらのページ よりお気軽にお問い合わせください。

開発全般に関するご相談はお任せください!

インフラジスティックス・ジャパンでは、各プラットフォームの特別技術トレーニングの提供や、開発全般のご支援を行っています。

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「古い技術やサポート終了のプラットフォームから脱却する必要があるが、その移行先のプラットフォームやフレームワークの検討が進まない、知見がない。」

「新しい開発テクノロジーを採用したいが、自社内にエキスパートがいない。日本語リソースも少ないし、開発を進められるか不安。」

「自社のメンバーで開発を進めたいが、これまで開発フェーズを外部ベンダーに頼ってきたため、ツールや技術に対する理解が乏しい。」

「UIを刷新したい。UIデザインやUI/UXに関する検討の進め方が分からない。外部のデザイン会社に頼むと、開発が難しくなるのではないか、危惧している。」

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