弊社のUIコントロールは、英語圏で開発されておりますが日本を含む各世界国向けにローカライズされております。コントロールのデザインや挙動は全て同一ですが、ユーザインタフェースに必要な表記の中で世界共通にできない部分(※)は、各国向けにローカライズされています。
※例えば、グリッドのフィルタの ”を含む” や “~と等しい” など
■ローカライズのためのリソースファイル
開発環境で開発していた時は日本語表示されていたのに本番環境(或いは各クライアント端末)へインストールしたら英語表記になってしまった、、、というお問い合わせをよく頂きます。弊社コントロール(日本語版)を開発端末にインストールすると、日本語リソースファイルも一緒にGACへ登録されます。開発環境で実行している際にはそのリソースファイルを参照できるため日本語表示となりますが、弊社製品がインストールされていない実行環境では、日本語リソースファイルが見つからず英語表記となってしまうというものです。
弊社製品は、WindowsForms, ASP.NET, Silvertlight, WPF, jQuery, etc… など各プラットフォームで製品を展開しておりますが、完全な日本語表示には基本的に全ての製品においてこの日本語のリソースファイルが必要になります。
■リソースファイルの追加
言語リソースファイルは、製品インストールフォルダのBinフォルダ(細いパスはプラットフォームにより異なります)の中に格納されております。日本語のリソースファイルは “ja” という名前のフォルダの中に格納されています。
弊社製品をインストールしていない実行環境に対してこれらのファイルをどのように配備するかは、プラットフォームや配信方法により異なりますが、基本的には GAC に登録するか製品のアセンブリが配備されるフォルダと同階層に ja フォルダを配置する事で対応いただけます。
■リソースのカスタマイズ
用意されているリソース文字ではなく、表示される文字列をカスタマイズしたいという場合には、リソース文字列をカスタマイズすることができます。カスタマイズ方法については、弊社オンラインヘルプにもございますが過去のブログ記事に纏めて紹介されているものがございますので、以下をご確認下さいませ。
ローカライズ可能なリソース文字列 [Win][WPF][Silverlight] (by Daizen Ikehara
■カルチャーの設定について
日本語表記の部分が全てリソースファイルから取得されているわけではありません。例えば、「月、火、水」などの曜日表記や「yyyy年MM月dd日」の日付表記は国によって異なりますがこれらは OS が情報を持っており各コントロールの CultureInfo の設定により決定されるため、これらの表記についてはリソースファイルには左右されません。
(CultureInfoの設定や多言語対応については別の機会に書きたいと思います!)
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