Ignite UI for React に大幅な改善が多数施され、継続的なリリースの一環として機能性とパフォーマンスを強化する新機能が導入されたことをお知らせします。主な更新内容には、Hierarchical Grid、Button Group、データの視覚化を向上させるゲージなどのコンポーネントが含まれています。これらはすべて、開発者が高品質でレスポンシブな Web アプリケーションを簡単に作成できるように調整されています。では、詳しく見ていきましょう。
バージョン 18.4
Grid コンポーネントの状態保持機能
React Data Grid、React Tree Grid、React Hierarchical Grid の Ignite UI for React 状態保持により、開発者はグリッドの状態を簡単に保存および復元できます。IgrGridState が React IgrGrid に適用されると、GetState、GetStateAsString、ApplyState およびApplyStateFromString メソッドが公開され、開発者はこれを使用して、あらゆるシナリオで状態の永続化を実現できます。サポートされる機能は以下のとおりです。
- ソート
- フィルタリング
- 高度なフィルタリング
- ページング
- セルの選択
- 行の選択
- 列の選択
- 行のピン固定
- 展開
- グループ化
- 列
- 複数列ヘッダー
- 列の順序
IColumnState
インターフェイスによって定義される列プロパティ。
バージョン 18.5
チャート ハイライト表示フィルター機能
Ignite UI for React チャート コンポーネントは、データ ハイライト オーバーレイをサポートしており、プロットされたデータのサブセットを表示することで、チャートにプロットされた系列の視覚化を強化することができます。これを有効にすると、列シリーズおよびエリア シリーズ タイプの場合は不透明度を下げて全体セットが表示され、線シリーズ タイプの場合は破線が表示されることで、データのサブセットが強調表示されます。これは、データセットの目標値と実際の値などを視覚化するのに役立ちます。以下の例で、この機能を説明します。
バージョン 18.6
新しい Hierarchical Grid コンポーネント
Ignite UI for React Hierarchical Data Grid は、階層表形式データの表示と操作に使用されます。最小限のコードでデータをすばやくバインドするか、さまざまなイベントを使用してさまざまな動作をカスタマイズします。このコンポーネントは、データ選択、Excel スタイルのフィルタリング、ソート、ページング、テンプレート化、列の移動、列のピン固定、Excel および CSV へのエクスポートなどの豊富な機能セットを提供します。Hierarchical Grid は、Flat Grid コンポーネントをベースとして構築されており、親グリッドの行の展開/縮小、詳細な情報が必要な場合に対応する子グリッドを表示する機能を拡張しました。
新しい Radial Gauge
React Radial Gauge コンポーネントは、針、目盛り、範囲、およびラベルなどの視覚要素を提供し、定義済みの図形およびスケールを表示できます。IgrRadialGauge には、アニメーション化されたトランジションのサポートも組み込まれています。アニメーションは、transitionDuration プロパティの設定で簡単にカスタマイズできます。
新しい Linear Gauge
Ignite UI for React Linear Gauge コンポーネントを使用すると、リニア ゲージの形式でデータを視覚化できます。IgrLinearGauge は、スケールおよび 1 つ以上の範囲と比較した値のシンプルで簡潔なビューを提供します。1 つのスケール、1 セットの目盛り、および 1 セットのラベルをサポートします。このコンポーネントには、アニメーション化されたトランジションのサポートも組み込まれています。アニメーションは、transitionDuration プロパティの設定で簡単にカスタマイズできます。リニア ゲージ コンポーネントの機能には構成可能な向きや方向、視覚要素やツールチップなどがあります。
新しい Bullet Graph Gauge
React Bullet Graph コンポーネントは、目盛り上でメジャーの比較を簡潔にリニアで表示します。
Ignite UI for React ブレット グラフ コンポーネントは、きれいなデータ表現を作成するための多数の機能をサポートします。ブレット グラフは、目標に対する進捗状況、評価の範囲、複数の測定比較を表現する際に最も効果的なグラフの 1 つです。ブレット グラフは、水平または垂直のわずかな領域で、ゴールに至る進捗、評価の範囲、複数の測定比較を表現するための最も効率的で効果的な方法の 1 つです。
新しい Text Area コンポーネント
Ignite UI for React Text Area コンポーネントは、複数行のプレーン テキスト編集コントロールを表します。これは、例えばレビューやフィードバックフォームにコメントを入力するような、ユーザーが自由形式のテキストを大量に入力することを許可したい場合に便利です。
新しい Button Group コンポーネント
React Button Group コンポーネントは、IgrToggleButton を、水平/垂直配置、単一/複数選択、切り替えを備えたスタイル付きボタン グループに整理するために使用されます。
まとめ
互換性のためにシームレスに作成された Ignite UI for React は、最新のテクノロジーとメジャー リリースのパワーを活用できるライブラリです。最高の React UI ツールキットと関連する洞察を提供することに尽力する当社の目標は、より多くのノウハウ、新機能、強化されたパフォーマンス、改善された安定性をお客様に提供することです。一部の機能強化は、Ignite UI for React GitHub リポジトリを通じて、お客様からのリクエストにより追加されました。当社は常に提案やフィードバックを受け付けています。これにより、当社は成長し、お客様の開発ニーズにより適切に対応できるようになります。
詳細が必要な場合は、以下をご覧になることをお勧めします。
その他
Medium で Ignite UI をフォローして、最新の情報を入手し、私たちが取り組んでいる最新の React 関連プロジェクトについて学んでください。GitHub でスターを付けて、問題セクションの懸念事項、質問、機能リクエストに対処して、製品の改善にご協力ください。
この記事の原文は以下よりご確認いただけます。 Radoslav Mirchev (ラドスラフ・ミルチェフ) / 2024年8月8日(木)