インフラジスティックス・ジャパン株式会社、ローカライゼーションのルミです。Ignite UI for Angular 13.2.0 リリースいたしました。本リリースでは、様々な新機能と重大な変更が含まれています。詳細は以下をご覧ください。
- Typedoc と Sass の API サイトで表示するバージョンを選択いただけますが、製品リリースから同バージョンの API ご提供までには通常数日いただいております。また前バージョンリリース以降に API の追加/変更がない場合、最新バージョンはドロップダウンに追加されない場合があることにご注意ください。
はじめに
Ignite UI for Angular は、50 種類以上のマテリアルデザインに対応する Angular 対応コンポーネントです。モバイル向けのコンポーネントだけではなく、データグリッドや、コンボ、カレンダーなど、業務アプリで必須の機能を持ったコンポーネントを提供しています。
Ignite UI for Angular のバージョニング
Ignite UI for Angular は、有名なセマンティックバージョニングとは異なる方式でバージョンがつけられています。詳しくは下記の記事をご覧ください。
Ignite UI for Angular 13.2.0 リリースノート
ここからは、GitHub の 13.2.0 リリースノートを訳したものです。読みやすいように意訳をいれていますので、必ず本文を確認してください。
一般
IgxPivotGrid
- 重大な変更 -
IPivotValue
のformatter
およびstyles
関数のオプション パラメーターを変更できるようになりました。例:
formatter?: (value: any, rowData?: IPivotGridRecord, columnData?: IPivotGridColumn) => any;
最初のオプション パラメーター rowData
は、IPivotGridRecord
型になり、ディメンションおよび集計値の詳細情報を含みます。以前は、集計データ オブジェクトのみでした。以前の使用方法は以下のように更新できます。前のコード:
formatter: (value: any, rowData: any) => rowData['someField'];
結果:
formatter: (value: any, rowData: IPivotGridRecord) => rowData.aggregationValues.get('someField');
列のディメンションに関する情報を含む追加のオプションの columnData
パラメーターも追加できます。
IgxExpansionPanel
- エキスパンド パネルのレイアウトを変更し、header と content 要素にパディングを追加しました。
新しいパレット
デフォルトの fluent 色を使用する新しい色のライト パレットとダーク パレットを追加しました - $light-fluent-palette
と$dark-fluent-palette
.
新機能
IgxGrid
、IgxTreeGrid
、IgxHierarchicalGrid
- 新しい
sortingOption
プロパティがグリッド レベルで導入されました。このプロパティは、single
またはmultiple
のソート モードを設定できます。シングル モードが有効な場合、一度に 1 列をソートすることができます。プロパティのデフォルト値はmultiple
です。 - 動作の変更 - 式のソートとグループ化が個別に動作するようになりました。グループ化/ソート式が競合する場合、グループ化式が優先されます。詳細については、公式ドキュメントを参照してください。
IgxSlider
- 新しく公開された
lowerValue
およびupperValue
を介した RANGE 型のスライダーでの二重値バインディングのサポートを追加しました。
IgxDrag
- 動作の変更 - 要素を端にドラッグしたときのウィンドウ スクロールのサポートを追加しました。
- カスタム ソリューションのウィンドウの代わりにスクロールする特定の要素を指定できる新しい
scrollContainer
プロパティを追加しました。
サンプル
Ignite UI for Angular を初めて使う、という方は是非こちらから
- オンラインサンプル
- トライアルの開始
Angular API
Ignite UI for Angular の API はこちらから
ナレッジベース
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