先日 Infragistics 2014 Volume1 が発表されました。WebプラットフォームではjQueryコントロールである Ignite UI にて新機能・新コントロールなど大幅なアップデートがありましたが、ASP.NET 向けコントロールでもデフォルトのルックアンドフィールが大きく変わりました。
左側がバージョン13.2までのデフォルトスタイルで、右側がバージョン14.1のデフォルトスタイルです。水色基調の立体感のある少しポップな感じのデザインから、黒基調のクールなフラットデザインに変わりましたね!上の図ではタブ、ドロップダウン、グリッドを配置していますが、ASP.NET向けコントロールが一律でこのようなデザインに変わりました。この見た目は、弊社のjQueryコントロールである Ignite UI の見た目と同じであり、これでプラットフォームを跨いで見た目が統一されたことになります。
バージョンアップしたいけどスタイルは変えたくない!
細かいアップデートや不具合修正の適用を目的に、最新バージョンである14.1にしたいが、既にアプリがリリースされていてデフォルトスタイルを引き継ぎたいという要望は多々あるかと思います。14.1にバージョンアップし、DefaultStyleを再読み込みすると新しいスタイルが読み込まれてしまいますので、そんなときの対策を以下に示します。※スタイルの再読み込み( CSS 群である ig_res フォルダ内を一度削除し、デザイナ表示時に再びデフォルトスタイルのインポート)を行わなければ昔のスタイルのままですが、それでは CSS 群が最新版にアップグレードされていないことになってしまうため、バージョンアップ時は CSS 群の再読み込みを行うべきです。
[13.2以前の旧スタイル対適用方法(全体)]
1.バージョン14.1にアップグレード後、Web.Config で読み込むスタイルを Default らIG2007 に変更します。
2.Infragisticsコントロールを含むASPXファイルをデザイナで開くと、自動的に旧スタイルのCSS群 “IG2007” が ig_res フォルダにインポートされます。
これでプロジェクトに含まれるすべてのIGコントロールのスタイルが13.2以前のスタイルに変更されました。
[13.2以前の旧スタイル対適用方法(コントロール単位)]
コントロール単位でも旧スタイルを適用することができます。以下のようにコントロールの StyleSetName プロパティからCSSのインポートからコントロール単位の設定まで行えます。
1.Infragistics コントロールのうちの一つ(何でもよい)のプロパティウィンドウから StyleSetName を選択し、インポートをクリックします。
2.「スタイルセットをインポート」ダイアログで ”IG2007” にチェックをつけ、インポートボタンを押します。※このIG2007というのが、13.2以前のデフォルトスタイルです。
これで、コントロールごとにスタイルの設定を行うことができました。
旧製品のデフォルトスタイルの適用方法をご紹介しましたが、是非この機会に最新のデフォルトスタイルを適用してみて、フラットデザインへの移行を検討されてみてはいかがでしょうか。
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