インフラジスティックス・ジャパン株式会社Blog

インフラジスティックス・ジャパン株式会社のチームメンバーが技術トレンド、製品Tips、サポート情報からライセンス、日々の業務から感じることなど、さまざまなトピックについてお伝えするBlogです。

Ultimate UI for WinUI プレビュー版リリース!

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こんにちは、インフラジスティックス株式会社です!「Infragistics Ultimate 2020 Vol.2」で、新製品Ultimate UI for WinUI プレビュー版がリリースされました。これにより、当社の高速で機能豊富なコンポーネントをWinUIアプリケーション開発でもご利用頂けるようになりました。

WinUIはマイクロソフトからリリースされたWindowsアプリケーションを構築するためのモダンなテクノロジーで、アプリケーションのUIを構築するための分離されたUIライブラリと考えることができます。

ボタン、チェックボックス、コンテキストメニュー、リストビュー、テキストブロック、ラジオボタンなどのUIコントロールはすべて、Windows SDKから切り離されており、使いやすいNuGetパッケージで出荷されるようになりました。先月リリースされたばかりのWinUI 3 (Preview 3)ですが、インフラジスティックスでは対応コントロールを順次提供していく予定です。

現在、Infragistics Ultimate UI for WinUI プレビュー版のコントロールは有償ライセンスをご利用中のお客様だけでなくどなたでもコミュニティからダウンロードして無料でお使い頂くことができます。無料でお使い頂けますが、もしバグや問題点を発見された際にはテクニカルサポートまでご一報頂けますと幸いです。

Infragistics Ultimate UI for WinUI プレビュー版を無料でダウンロードする

WinUIとは

Windows UIライブラリ(WinUI)は、WindowsデスクトップアプリとUWPアプリの両方に対応するネイティブユーザーエクスペリエンス(UX)フレームワークです。 簡単に言うと、WinUIは、MFC、WinForms、WPF、UWPアプリで使用するためにWindows 10SDKから分離されたFluent Design Systemに基づくUIコントロールセットです。 WinUIは、すべてのWindowsアプリケーションのGUIの土台になると考えられます。 WinUIを使用して、ネイティブUWPまたはWin32アプリでUIレイヤーを構成したり、XAML Islandsを使用して既存のデスクトップアプリケーションを1つずつモダナイズしたりできます。

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Ultimate UI for WinUIコンポーネント

今回リリースされたプレビュー版には9種類のWinUIコンポーネントが含まれています。1つずつ順にご紹介したいと思います。

WinUIデータグリッド

Ultimate UI for WinUIのデータグリッドは、少ないコーディングと構成でデータを迅速にバインドして表示することができる表形式のグリッドコンポーネントです。編集、フィルター、ソート、テンプレート、行選択、行グループ化、行のピン固定、列移動をはじめ、たくさんの機能を備えています。弊社がグリッドコンポーネントのコア部分を設計した際、取り扱う行数と列数のサイズに制約なくライブストリーミングデータを取り扱えるよう最適化しました。弊社のお客様には金融業界のお客様が数多くいらっしゃるため、ロードするデータ量が多くても滑らかにスクロールでき、且つ、データのロードタイムやスクロールにかかる時間は短く、グリッド行列数に上限がないといった観点で設計することが非常に重要だったためです。同時に、ビジネス現場で利用されるアプリケーションのニーズを満たす機能ももちろん備えています。

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WinUIブレットグラフ

ブレットグラフコンポーネントはダッシュボード等で利用されるメータやゲージをシンプルかつ直感的な棒グラフで置き換えて、データを分かりやすく表現できます。ブレットグラフは、目標に向けた進捗状況や達成具合、良い/悪いの範囲を示したり、できるだけ少ないスペースで複数の測定値を比較したりするための効率的な表現方法です。

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WinUIカテゴリチャート

タッチ操作が可能なチャートコントロールでカテゴリデータの視覚化を簡単に行うことができます。カテゴリチャートは、高性能で機能豊富なデータチャートの簡易版コンポーネントです。複雑な軸の設定などを省いて、少ないコードで簡単にチャートを設定できるように、簡素化されたAPIが用意されています。

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WinUIデータチャート

チャートコントロールは、他のプラットフォーム向け既存インフラジスティックス製品において長年主要なコントロールの1つです。今回のリリースで、データチャートが持つパワフルで豊富な機能をWinUIアプリケーションでも利用できるようになりました。 機能が大変多いので本記事で全てをご紹介することはできませんが、実際に触って試して頂けるようにここでは概要をご紹介します。UWPデータチャートは、棒グラフ、縦棒グラフ、折れ線グラフ、エリアグラフ、スプライングラフ、ウォーターフォールチャート、ポイントチャート、OHLC(始値、高値、安値、終値)ローソク足チャート、極座標チャート、ラジアルチャートなどをはじめ、50種類以上のチャートが利用できます。加えて、各チャートには更に数多くの機能が備わっています。(例:十字カーソル、凡例、マーカー、パンとズーム)

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WinUIドーナツグラフ

円グラフと同様に、ドーナツグラフは構成比率を表示するのに適しています。中心が空いており階層的な表現もできるため、複数の系列データの割合を同時に表現するのに最適です。内側の半径の構成や選択時のスライス表現、テーマのカスタマイズなどを簡単に行うことができます。

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WinUIリニアゲージ

リニアゲージを使ってデータを視覚化することで、ダッシュボード上でKPI等の数値データをより直感的に見せることができます。パワフルで簡単に使える機能豊富なリニアゲージは、ダッシュボードでデータを表現するのに最適です。

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WinUI円グラフ

円グラフは構成比率を表現するのに適したコンポーネントです。その他(Others)にデータをまとめる閾値をカスタマイズしたり、重なりを回避しながらテキストラベルや画像を円グラフの内側または外側に配置できます。ユーザーは、円の一部を展開したり、ドリルダウンやツールチップを介して情報表示など行うことができます。

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WinUIラジアルゲージ

ラジアルゲージも、リニアゲージと同じくダッシュボード上でKPI等の数値データをより直感的に可視化するのに適したコンポーネントです。パワフルで簡単に使える機能豊富なリニアゲージは、特に産業パネルや自動車のダッシュボードでデータを表現するのに最適です。範囲を定義し、現在の数値がどの範囲に属しているのかを視覚的に表現することができます。

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WinUIスパークライン

スパークラインはシンプルなデザインのチャートを描画するコントロールです。データの傾向や変動、パターンをコンパクトに表現することができます。

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Ultimate UI for WinUIの今後の予定

プレビュー版ということもありまだ部品の数は多くありませんが、UWPにおいても高機能・高性能な各種部品を皆様にお届けできるよう、ロードマップに沿って開発を続けてまいります。

もしプレビュー版をお試しいただいて何か問題やご要望がございましたら、お手数ですが弊社までご連絡いただけますと幸いです。また、今後の最新情報については本ブログのほか弊社Twitter(@IGJP)、シニアプロダクトマネージャーであるBrian LagunasがTwitter(@brianlagunas)やYouTube channelTwitchで発信して参りますので、よろしければフォローをお願いします!