インフラジスティックス・ジャパン株式会社Blog

インフラジスティックス・ジャパン株式会社のチームメンバーが技術トレンド、製品Tips、サポート情報からライセンス、日々の業務から感じることなど、さまざまなトピックについてお伝えするBlogです。

【2026年】旧製品・バックバージョンをご利用のお客様へ - 継続利用とバージョンアップのガイドマップ

こんにちは!ソリューションコンサルタントの田上です。

インフラジスティックスの「旧製品・バックバージョン」について、日々多くのお問い合わせをいただきます。特に多いのが、次のようなお声です。

  • 「昔使っていたバージョンをもう一度入手したい」
  • 「サブスクリプションは切れているが、保守や障害対応のために旧製品・バックバージョンが必要」
  • 「環境ソフトウェアが古く、最新版へバージョンアップしたいが、一気に上げるのが難しい」

本記事では、お客様の「疑問」をそのまま「記事の見出し」にしています。

上から順に読み進めていただくだけで、

  • 旧製品・バックバージョンの取得方法がわかる
  • プライオリティサポートがなぜ必要なのか、理解できる
  • あなたのご状況に合わせて、何に注意すべきか、必要な情報が手に入る

上記が整理されるガイドマップになっています。それでは、一緒に確認していきましょう。

1. なぜ今、旧製品・バックバージョンが必要なのか?

まず、皆さんに共通している最初の疑問です。

なぜ、あなたは今、旧製品・バックバージョンを探しているのでしょうか?

多くの場合、理由は次のいずれかに当てはまります。

1.1 既存システムが「旧製品・バックバージョン」で構築されている

現在も安定稼働している業務システムや基幹システムが、 過去の製品バージョンを前提に設計・実装されているケースは非常に多く見られます。

このようなシステムでは、

  • ライブラリやAPIの仕様が当時のバージョンに依存している
  • 画面や帳票の動作検証が旧バージョン前提で行われている
  • 利用者側の業務フローが、既存UI・挙動に最適化されている

そのため、「最新版へ上げること自体がリスクになる」 ことも珍しくありません。まずは「同じバージョン環境を維持する」ことが、 第一目標となる場合があります。


1.2 これから参画するプロジェクトで、「開発当時のバージョン環境を新たに構築」する必要がある

保守引き継ぎや追加開発、他社からのリプレース案件などで、 過去に開発されたシステムを再現する必要があるケースも少なくありません。

例えば、

  • ソースコードは残っているが、旧製品・バックバージョンの開発環境が失われている
  • 当時のバージョンでの動作確認が必要であり、新たに旧バージョン環境を構築しなければならない
  • 前任者が Infragistics ライセンスを保有しており、あなた自身はライセンスやサブスクリプションを持っていない

といった状況では、開発当時と同じ製品バージョンを入手し、環境を再構築することが最優先となります。これは「後ろ向きな選択」ではなく、 将来の改善・アップグレードに進むための準備段階と言えます。


1.3 開発終了していたプロジェクトが、「ふたたび動き出して保守開発・新規開発」する必要がある

一度は開発・運用が終了していたシステムが、

  • 新たな法制度対応にる新規開発が必要になった
  • 時代の経過によって業務変更が必要になった
  • 新サービスとの連携が必要になった

といった様々な理由で、再び改修対象になることもあります。

新たに開発がスタートする場合に、いきなり最新バージョンへ移行するよりも、 まずは「当時の環境を正しく再現し、環境を構築すること」が重要です。そのために、旧製品・バックバージョンの取得が必要になるケースが多くあります。

また、重要なのは、「最新版が不要」なのではなく、「今すぐ最新版に上げられない事情がある」という点も、多くのプロジェクトに見られる特徴です。

この前提を理解した上で、次の疑問に進みましょう。

2. Infragistics の「サブスクリプション有効期限」は既に切れているが、本当に使えないのか?

結論からお伝えすると、サブスクリプション有効期限が終了していても、当時取得した製品は利用できます。ただし、条件がありますので注意が必要です。

2-1. 利用できるもの/できないもの

サブスクリプション終了時について

サブスクリプション終了時について

サブスクリプション終了後の状態は、次のように整理できます。

  • ✅ 有効期間中に取得したインストーラーやアセンブリは、永続的に利用可能
  • ✅ 開発者ライセンス保有者のみ利用可能(❌第三者の利用は不可)
  • ❌ マイアカウントからの再ダウンロードは不可
  • ❌ 技術サポートへの問い合わせは不可
  • ❌ サブスクリプション終了後にリリースされた更新版にはアクセス不可

つまり、「手元にあるものは使えるが、新しく入手することはできない」という状態です。

では、手元にインストーラーが無い場合はどうなるのでしょうか。

3. 当時のインストーラーを持っていない場合はどうするのか?

結論からお伝えすると、「プライオリティサポート契約」が必要になります。

インフラジスティックスでは通常、最新バージョンのみの販売を行っており、旧製品・バックバージョンの個別販売は行っていません。しかし、プライオリティサポートへご加入いただくことで、1つのプライオリティサポート契約につき、1つのバックバージョン(旧製品)を提供しています。

スタンダード
サポート
プライオリティ
サポート
概要 弊社製品のサブスクリプション契約ユーザーに提供されるサポートサービス サブスクリプション契約に、オプションで追加できる優先回答サービス
有償/無償 無償
(サブスクリプション契約に付帯)
有償
(年額6万円・税抜/ライセンス)
提供内容
Web・オンラインサポート
製品の使用方法、サンプルコード(C#, JavaScript, TypeScriptなど)のご提供
製品ソースコードの利用
電話サポート
※一次応答目安:1営業日以内(弊社営業日)
サポートエンジニアによるチャットサポート
バックバージョン請求(旧製品のご提供)
グループメールでのお問い合わせ
プライベートビルドの提供

※「✔」は当該サポート内容に含まれることを示します。

※詳細は「サービスとサポート サービスとサポート|インフラジスティックス・ジャパン株式会社」をご確認ください。

4. プライオリティサポートとは何をしてくれるサービスなのか?

では、プライオリティサポートとは、どんなサービス内容なのでしょうか?

結論からお伝えすると、「旧製品をもらうためのオプション」と思われがちですが、実際はそれだけではなく、プロジェクトを円滑に進めるための「安心サポートサービス」が含まれています。

プライオリティサポート | インフラジスティックス・ジャパン株式会社

プライオリティサポートとは?

4-1. プライオリティサポートの役割

プライオリティサポートは、次のような場面で価値を発揮します。

  • 1営業日で回答を提供(回数制限なし)
  • Web・オンラインサポートだけでなく、電話・チャットでのサポート提供
  • 旧製品・過去バージョンの提供
  • バージョンアップ時の技術的な相談
  • 日本人テクニカルコンサルタントによる高度な技術指南

4-2. よくある認識違いに注意しましょう!

注意点として、

  • サブスクリプション有効期限が切れている場合
  • サポート期間(ライフサイクル3年)を超えてしまった場合(リタイア製品)

上記に該当する場合は、技術サポートサービスの対象外となってしまうことから、プライオリティサポートへご加入いただいたとしても、旧製品・バックバージョンの提供のみとなります。

よくあるご質問になりますので、十分注意しましょう。

ライフサイクルとリタイア製品

ライフサイクルとリタイア製品について、掲載しています。

jp.infragistics.com

5. どの旧製品が対象になるのか?(NetAdvantage / Ultimate / Professional)

プライオリティサポート契約で、バックバージョン(旧製品)が取得できることは分かりました。

バックバージョン(旧製品)が取得できることは分かった。では、自分が利用している製品は、どの製品・バージョンなのだろう?

その一方で、前任者から引き継いだプロジェクトや、新たに参画したプロジェクトの場合に、インフラジスティックス製品について「自分が利用している製品は、どの製品・バージョンなのか?」という疑問が生まれます。

まずは、インフラジスティックスの旧製品について理解しましょう。

5-1. NetAdvantage を利用していた場合(2003年〜2015年頃)

NetAdvantage は、2003年~2015年のクラシックなデスクトップ・Web 製品でした。

  • NetAdvantage for Windows Forms [2003.1 ~ 2013.1]
  • NetAdvantage for WPF [2003.1 ~ 2013.1]
  • NetAdvantage for ASP.NET Web Forms [2003.1 ~ 2013.1]
  • NetAdvantage for jQuery [2011.2 ~ 2012.1]
  • NetAdvantage for Silverlight [2009.1 ~ 2013.1]

旧製品(NetAdvantage)のバージョンアップガイド を確認しましょう。

5-2. Ultimate / Professional を利用していた場合(2015年以降)

2013年11月リリース発表よりも以降のお客様は、こちらに該当します。

現在の Infratistics Ultimate / Professional は、 NetAdvantage の後継製品になります。

  • Infragistics Ultimate [2013.2 ~ 最新バージョン]
  • Infragistics Professional [2013.2 ~ 最新バージョン]

製品・フレームワークの種類

  • Ultimate UI for Windows Forms
  • Ultimate UI for WPF
  • Ultimate UI for ASP.NET Web Forms
  • Ignite UI for jQuery ( ASP.NET Core / MVC は jQuery と同一製品 )
  • Ignite UI for Angular
  • Ignite UI for Blazor
  • Ignite UI for React
  • Ignite UI for Web Components

新製品(Ultimate / Professional)のバージョンアップガイド を確認しましょう。

6. 将来を見据えた3つの選択肢 〜今後どう進めるべきか?〜

ここまでの章を読み進めていただいた方の多くは、次のような疑問をお持ちではないでしょうか。

「必要な旧製品・バージョン(フレームワークの種類)を入手できることは分かった。では、この先どう進めるのが一番よいのだろう?」

実はここからが、本当に重要な判断ポイントです。 旧製品・バックバージョンの取得はゴールではなくスタート地点にすぎません。 インフラジスティックスでは、お客様の将来計画に応じて、大きく 3つの進め方 を想定しています。

以下は「どれが正解か」ではなく、お客様の状況に合わせて選べるガイドマップです。

6-1. 選択肢① 旧バージョンのまま使用を継続する

「当面は環境を変えられない」「監査や業務都合で現行バージョン固定が必須」 ——このようなケースでは、旧バージョンのまま利用を継続する判断も現実的です。

ただし、その場合でも以下の点は必ず押さえておく必要があります。

  • マイアカウントから旧製品を再取得することはできない
  • 環境起因(OS / Visual Studio / .NET / ブラウザ)で動作しなくなる可能性がある
  • 問題発生時に技術的な相談先がなくなるリスクがある

そのため、

プライオリティサポートをご契約の上で、旧製品バックバージョンを正式に取得する

という形が、もっとも安全な選択となります。

「とりあえず今は動かしたい」 「ただし、将来の保険はかけておきたい」

このようなお客様は、まずは、ソリューションコンサルタントまでご相談ください。


6-2. 選択肢② 段階的にバージョンアップしていく

「いきなり最新版は現実的ではない」 「社内リソースや予算の都合で、少しずつ進めたい」

このようなお客様に多いのが、段階的バージョンアップという選択です。

例えば以下のような進め方です。

  • まずは動作可能な中間バージョンまで引き上げる
  • 開発環境(Visual Studio / .NET)を一世代ずつ更新する
  • 影響範囲を見極めながら、コード修正を進める

この判断を誤ると、

  • 想定外のビルドエラーが大量に発生する
  • 移行途中でサポート対象外の組み合わせに陥る
  • 結果的に遠回りになる

といった事態が起こりがちです。

そこでおすすめしているのが、ソリューションコンサルタントとの無料相談会です。

無料相談会では、

  • 現在お使いの製品/バージョン
  • 開発環境(OS / VS / .NET / Web環境)
  • 将来的な制約条件(予算・時期・体制)

を整理した上で、

「どのバージョンを経由するのが現実的か」

という段階的なバージョンアップの道筋を一緒に描くことができます。まずは、ソリューションコンサルタントまでご相談ください。


6-3. 選択肢③ 最新バージョンまで一気にアップグレードする

「技術的負債を一度リセットしたい」 「今後5〜10年を見据えた基盤にしたい」

このようなお客様には、最新版までのアップグレードという選択肢があります。

最新版を選ぶメリットは明確です。

  • 現行OS・最新Visual Studioとの高い親和性
  • サポート期間・将来の拡張性
  • 最新UI・パフォーマンス改善の恩恵

一方で、

  • 影響範囲の洗い出し
  • 非推奨API・破壊的変更への対応
  • 開発工数・体制の見積もり

といった点を事前に整理しておかないと、プロジェクトが迷走しがちです。

この場合も、無料相談会をご活用いただくことで、

  • 最新版へ進むべきかどうか
  • 段階的に進めるべきか
  • 今は見送るべきか

を含めて、最適な進路を一緒に検討することができます。まずは、ソリューションコンサルタントまでご相談ください。

7. まとめ:迷ったら「Web無料相談会」で相談しましょう

本記事では、旧製品・バックバージョンが必要になる理由から、取得方法、注意点、そして将来の進め方までを整理しました。

多くの場合、旧製品を探している背景には、「最新版が不要なのではなく、今すぐ上げられない事情がある」という現実があります。

もし、

  • 自社の状況にどの選択肢が合うか分からない
  • 旧製品のままで進めてよいか迷っている
  • バージョンアップの進め方に不安がある

と感じたら、ぜひ「Web無料相談会」をご利用ください。お気軽にご連絡をお待ちしております。

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