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都道府県別の転入出に伴う人口の増加数 を Reveal で可視化する - Reveal で始めるデータ分析の基本 - ⑨

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こんにちは!

テクニカルコンサルティングチームの古堅です。

Reveal で始めるデータ分析の基本シリーズ、第9回目!

本記事では都道府県別の転入出に伴う、人口の増加数を可視化しました。

データの取得元

統計で見る日本 e-Stat

統計で見る日本 e-Stat は、日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイトです。

都道府県別の転出数、転入数はこちらのサイトから取得しました。

www.e-stat.go.jp

データの取得手順

e-stat のサイトにアクセスして頂くと、下記ページが表示されます。

左側のリストから取得したい都道府県を選択します。

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"地域を選択" をクリックし、 "確定" をクリックします。

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都道府県のどの項目を知りたいか? が選択できる画面へ遷移します。今回は "転入者数" および "転出者数"を選択し、"確定" をクリックします。

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結果が表示されます。右上の "ダウンロード" をクリックするとダウンロードできます。

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ダウンロードの設定を行います。 CSV 形式、XLSX形式などが選択できます。最後に "ダウンロード" をクリックするとダウンロードできます。

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本記事のデータ (エクセルファイル)

今回 Reveal で可視化したデータは こちら からダウンロードできます。

転入、転出に伴う人口の増加数を可視化

転入、転出による人の増減を可視化しました。

つまり、転入数 - 転出数の値です。

2020 年 10 月現在、統計ポータルサイトでは 2014 年度~ 2018 年度のデータが公開しているので、

その期間のデータを Reveal で可視化しました

増加値は、公開されている"転出数"、"転入数"の項目をもとに、Revealで別途フィールドを作成しています。このように元のデータには無い項目でも、Reveal の関数 (Excelの関数のようなもの)を活用して新しい項目を作ることができます。 f:id:furugen098:20201008165004p:plain

2014年度

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2015年度

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2016年度

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2017年度

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2018年度

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2014 年度~2018年度の合計

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増加しているのは、8都道府県

()内は増加値

  1. 東京都 (387,550)
  2. 埼玉県 (104,987)
  3. 神奈川県 (89,253)
  4. 千葉県 (52,561)
  5. 愛知県 (36,286)
  6. 福岡県 (10,739)
  7. 大阪府 (3,168)
  8. 宮城県 (221)

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増加値がプラスの都道府県の4年間の折れ線グラフ

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アフターコロナで都道府県の人口移動に変化はあるか

コロナ前後で全国の転出、転入数の数値にどんな変化が現れるのか?

コロナの影響がある今年の数値が公開されるのは来年以降となりますが、

データが公開されたらまた Reveal で可視化してみたいと思います。

Reveal スターターキットのご紹介

データ分析/可視化が出来る Reveal ですが、スターターキットをご用意しています。

スターターキットに含まれる3つのファイル

  • ステップ・バイ・ステップで手順を解説したマニュアル
  • サンプルデータ (エクセル)
  • ダッシュボードレイアウトの定義ファイル

サンプルデータには、さまざまな「気付き」をちりばめています。

ステップバイステップでダッシュボードを構築するマニュアルがありますが、

スターターキットを進めていく上で、

  • データが示しているのは何か?
  • データを違うグラフで表現することで、別の気付きが得られないか?
  • 原因は何か?どういう仮説が考えられるか?
  • 自分のビジネスに当てはめた場合、どうなるか?

などを意識して進めて頂くとより良いデータ分析の効果が得られるかと思います。

ぜひ Reveal スターターキットをお試しください!

ダウンロードはこちらから

jp.infragistics.com

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