このエントリは、「アプリケーション開発のためのUIコントロールガイド」の第2章で述べられているUIコントロール選択ガイドからタイルマネージャーについて記したものです。
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コントロールの概要
タイルマネージャーは画面をいくつかのペインに分割し、各ペインをユーザーの選択に合わせて拡大や縮小させることができるUIです。以下のようなUIニーズに対して利用すると効果的です。
- 複数のチャートやグラフ、グリッドなどを1画面で表示するダッシュボード系のUI
- 画像をメインに複数のアイテムを表示するカタログ系のUI
提供している機能
タイルマネージャーは次のような機能を提供します。
- 各ペインの初期レイアウトの定義
- 通常時、最大化時、最小化時の各テンプレート定義
- データバインドによる項目の自動生成
- タイル移動時のアニメーション設定
- 選択、最大化、最小化など各ユーザー操作におけるイベントハンドリング
利用ポイント
- カタログ系のUIとして利用する際には、拡大時(選択時)と縮小時のテンプレートをそれぞれ定義することで、縮小時は画像サムネイルのみを表示し、拡大時(選択時)には画像に加えてより詳細な情報を提示すると効果的です。
- ダッシュボードとして利用する際には、配置する各ウィジェットの文字やチャート・グラフのサイズ感と表示位置をはじめに検討し、それに基づきColumnSpanやRowSpanの設定でバランスの良い初期表示デザインを行いましょう。
- タイルの数は最低でも3つ以上の状況で利用しましょう。2つのコンテンツのレイアウト調整・サイズ調整にはスプリッターUIが最適です。
対応プラットフォーム
タイルマネージャーを提供しているプラットフォームは次のとおりです。
(画像をクリック・タップすると製品紹介ページへと遷移します。)
スクリーンショット
全体目次およびPDF版のダウンロード
「アプリケーション開発のためのコントロールガイド」ではこのエントリの他にも「有償コントロールを利用する意義」やInfragistics Ultimateで提供しているさまざまなUIコントロールの特性や利用ポイントをまとめた「UIコントロール選択ガイド」をご準備しています。
オンライン版では数週間に渡り1つ1つのトピックについて連載します。
blogs.jp.infragistics.comローカル環境で全文をご覧になりたい場合は、こちらよりダウンロード頂けます。
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