このエントリは、「アプリケーション開発のためのUIコントロールガイド」の第2章で述べられているUIコントロール選択ガイドからドックマネージャーについて記したものです。
全体の目次やPDF版のダウンロードについてはエントリの最後をご覧ください。
コントロールの概要
ドックマネージャーは画面をいくつかのペインに分割し、各ペインをユーザーの好みに合わせてドッキング、ピン止め、フローティングなど行うことができるUIコントロールです。Visual Studioのドッキング及びピン止め可能なツールボックスやプロパティウィンドウの利用イメージに近いものです。ユーザーが作業を進めるうえで必要なコンテンツを画面領域の中で効果的に配置することで生産性を高めることができます。
以下のようなシナリオに対して利用すると効果的です。
- ユーザーが複数の情報を見比べながら作業する必要のある画面
- 画面上に多くのタブやウィジェットを表示する必要のある画面
- 一度に複数のドキュメントを並べて表示する必要のある画面
提供している機能
ドックマネージャーは次のような機能を提供します。
- 各ペインのドッキング、タブ切り替え、ピン止め、非表示化、フローティング
- ドッキングやフローティング、サイズ変更の禁止など、ペインごとの細かい制御
- ペインのレイアウト(ドッキング及び配置状況)の保存及びロード
利用ポイント
- 各ペインの配置やサイズ等は、ユーザーの作業内容により変わります。各ペインのレイアウトを保存・ロードする仕組みを利用して、作業内容やユーザーごとにレイアウトを保存する仕組みを提供すると、生産性が向上します。
- ペインの数が多い場合においてペインのフローティングを許可すると、ユーザーがペインを見失う可能性が高くなります。そのような場合は、初期レイアウトへ戻すボタンなどを用意しましょう。
対応プラットフォーム
ドックマネージャーを提供しているプラットフォームは次のとおりです。
(画像をクリック・タップすると製品紹介ページへと遷移します。)
スクリーンショット
全体目次およびPDF版のダウンロード
「アプリケーション開発のためのコントロールガイド」ではこのエントリの他にも「有償コントロールを利用する意義」やInfragistics Ultimateで提供しているさまざまなUIコントロールの特性や利用ポイントをまとめた「UIコントロール選択ガイド」をご準備しています。
オンライン版では数週間に渡り1つ1つのトピックについて連載します。
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ぜひ、ご活用ください。