プロダクトマーケティングマネージャーの池原です。本日、Web、デスクトップ、モバイル全てに対応するUI開発コンポーネントスイートの最新版「Infragistics Ultimate 2019 Vol.1」をリリースしました!
このエントリでは、それぞれについて簡単にご紹介します。個別の機能については文中のリンクをご覧ください。
はじめに
今回のリリースにおける代表的な新機能は下記の4点です。
- React対応コンポーネント「Ignite UI for React」の収録を開始
- Visual Studio 2019および .NET Core 3のサポートを開始
- Angular対応コンポーネントの機能拡張
- Microsoft Excelエクスペリエンスの更なる向上
React対応コンポーネント「Ignite UI for React」の収録を開始
軽量なJavaScriptフレームワークであるReactに対応したUIコンポーネントをInfragistics Ultimateに収録しました。これまで他のプラットフォームや技術で培ってきた知見を余すところなく新たなフレームワーク向けに実装し、データグリッド、チャート、マップ、ゲージ、Excelライブラリーを提供します。特に、チャートやゲージ、マップはAngular、jQuery、WPFなど他のプラットフォームで提供されているものと機能的にほぼ等しいため、弊社製品を利用する開発者がReact上で利用方法を学習することなく強力なコンポーネントをすばやく活用できます。
Reactグリッドが提供するスクロールパフォーマンス
Ignite UI for Reactで提供されているコントロール:
- Data Grid
- Data Chart
- Category Chart
- Pie Chart
- Doughnut Chart
- Excel Library
- Map
- Bullet Graph
- Linear Gauge
- Radial Gauge
Visual Studio 2019および .NET Core 3のサポートを開始
先日リリースされたばかりのVisual Studio 2019および、本年後半に正式リリースが予定されている .NET Core 3のサポートをWPF(VS2019/.NET Core3)、Windows Forms(VS2019のみ)両製品で開始しました。
2019年3月に開催した「デスクトップアプリ向け .NET Core 3対応セミナー」においても表明させていただいていましたが、今回の2019 Vol.1より正式にサポートを開始します!
開発者は人工知能(AI)を用いたIntelliCodeなどのVisual Studio 2019の最新機能を活用できます。また、.NET Core 3は既存の .NET Frameworkに比べて約30%高速になると言われており、IGコンポーネントを利用したアプリケーションもこのパフォーマンス向上の恩恵を期待できます。
Angular対応コンポーネントの機能拡張
Angular対応高速データグリッドにヘッダ・明細データを表示できる階層データグリッドが新たに加わりました。
また、Excelで提供されているようなフィルターUIの追加や複数セル選択機能の追加など使い勝手が向上し、データグリッドの表現力がさらに向上しました。
このほかにもスプレッドシートコントロールの新規提供や、チャート、ドロップダウン、ボタン、スタイリング、カレンダーそれぞれの機能拡張を実施しました。
Microsoft Excelエクスペリエンスの更なる向上
Angular、JavaScript、WPF、Windows Forms向けに提供しているExcelライブラリーがReact向けにも提供されました。また、Angular向けにスプレッドシートコントロールを追加するとともに、WPFスプレッドシート内でExcelチャートオブジェクトを取り扱えるようになりました。
トライアル版のダウンロード方法について
Infragistics Ultimateは30日間ご利用いただけるトライアル版をご用意しています。また、期間中は技術サポートも併せて提供していますので、積極的にご利用ください。
まとめとオンラインセミナー開催のおしらせ
いかがでしょうか?React、VS2019/.NET Core 3、Angular、Excelと非常に盛り沢山のリリースとなりました。Web、デスクトップ、モバイル、全てのアプリケーション開発の生産性を向上させる ためにぜひ、皆様の声をお寄せください。
また、リリース恒例のオンラインセミナーを2019年05月15日に開催します!ぜひこちらもご参加ください!